観劇マナーについて
念願の初単独公演が無事に終わり、SpeciaL全員に舞台・ミュージカルのお仕事が決まりました。初めて外部の舞台作品に出演するメンバーもおり、当然VIPの中にも事務所が主催する作品以外の舞台を初めて観劇する方がいらっしゃると思います。
そこで、観劇マナーについて改めて当ブログでも触れてみようと思います。
まずはじめに、各作品でメンバーと共演される出演者は、大半が舞台俳優の方々です。必然的に、そのファンの皆様も舞台観劇が豊富(=観劇マナーについて厳しい目を持っている)ということになります。
本業が役者ではない出演者(SpeciaL に限らず全てのアイドル、読者モデル、声優等)(※あくまで一例です)のファンは、観劇ファンからマナーの面で真っ先に警戒されるものと考えてください。このような場でマナーやルールに反してしまうと、「SpeciaL のファンのマナーが悪かった」とSNSで拡散されてしまう可能性が大いにあります。
マナーやルールを守らないと最終的にどうなるのか。それは「メンバーのチャンスを潰してしまう」ということに繋がります。
それぞれが多方面から評価されたとしても、「この人のファンはマナーが悪いから起用したくない」と制作陣が起用を断念してしまうことも考えられます。
ファン文化が違えばNGとされるマナーも違って当然です。悪気なくやったことがNGだった、ということがないように、以下のことを意識してみてください。
- ①スマートフォン・スマートウォッチは触らない・光らせない・鳴らさない
- ②撮影・録音は禁止
- ③客席では座席の背もたれに寄りかかり前のめりにならない
- ④帽子は被らず、後ろの方の迷惑になるヘアスタイルは控える
- ⑤上演中の私語は厳禁
- ⑥飲食はしない
- ⑦その他なるべく音は出さない
- ⑧うちわ・ペンライト等の応援グッズは客席で出さない
- ⑨入り待ち・出待ち・追っかけ・盗撮は厳禁
①スマートフォン・スマートウォッチは触らない・光らせない・鳴らさない
上演中にスマホを触るのは厳禁です。自分が思っている以上に画面の光りやバイブ音は目立ちます。本当は電源から切るのが望ましいですが、機内モードを使用するなどの工夫をしましょう。
また、Apple Watchなどのスマートウォッチは、手首を動かすと自動的に画面が表示されるようになっています。その設定をオフ(バッテリーの節約にもなります!)にするか、観劇中は外して鞄の中にしまいましょう。
【Apple Watchの設定変更手順】
iPhoneでWatchアプリ・もしくはAppleWatchで設定を起動する→「画面表示と明るさ」→「手首を上げてスリープ解除」をオフにする。
②撮影・録音は禁止
撮影・録音したものをSNS等にアップすることは違法行為となり罰せられます。開演前にステージを撮影する方を見かけますが撮影は禁止です。稀に演出の一部として撮影可能な舞台も存在しますが、キャストやスタッフからの指示がない場合は禁止となります。
③客席では座席の背もたれに寄りかかり前のめりにならない
前かがみで座ってしまうと後ろの方のご迷惑となります。博多座の公式X(旧:Twitter)で実際に検証した動画がありますので、是非参考にしてみてください。
前のめりでのご観劇が後方の視界をどれくらい遮るか、動画で検証してみました🎥舞台『千と千尋の神隠し』で博多座が初めての方もいらっしゃると思いますので、ぜひ事前に知っておいていただければ幸いです。後列にお子様がいらっしゃる場合は特にご配慮くださいませ🙇 pic.twitter.com/ZmlxQhOOAZ
— 博多座 (@hakatazatheater) 2022年4月29日
④帽子は被らず、後ろの方の迷惑になるヘアスタイルは控える
怪我や病気の治療中などやむを得ない事情がある場合を除き、帽子やヘッドドレスのような大きな装飾品はとりましょう。カチューシャ等のヘアアクセサリーも装飾の少ないものにしましょう。後ろの方の視界を妨げる原因となります。
また、美容院での量産型ヘアメイクもなるべく控えましょう。「どうしても!」という場合は美容師の方とも相談し、耳より上の位置で髪を結ばない、大きいヘアアクセサリーやリボンはつけないことを意識しましょう。
(こちらはあくまでモラルの問題になりますが、30代以上の共演者が多い作品の場合、いわゆる量産型や地雷系の服装は控えるのが無難です。個人の服装へ言及はしませんが、是非TPOを意識してみてください。)
⑤上演中の私語は厳禁
どんな席だったとしても私語は厳禁です。周囲には聞こえています。
連番相手との感想共有は休憩時間や終演後までとっておきましょう。勿論独り言も厳禁です。(独り言が漏れている方、意外といらっしゃいます。)
⑥飲食はしない
飲食は基本的に禁止です。 しかし低血糖になりやすい、閉鎖空間が苦手等、事情がある方は飴やラムネ程度であれば口に入れていても問題ないです。開封時の音は目立ちますので、なるべく物音を立てない工夫をしましょう。
また、具合が悪くなったり飲み物がほしくなった時も、なるべく周りの迷惑にならないようにしましょう。(本当に具合が悪くなってしまったら、退席して近くのスタッフに申し出てください!)
⑦その他なるべく音は出さない
事務所以外の舞台ではメモを取る行為自体が珍しいので、周りの方が不快にならないよう配慮をお願いいたします。
リップクリームや目薬、ハンカチなど観劇中に取り出したくなりそうなアイテムは事前にポーチなどに入れて膝の上に乗せておくことをお勧めいたします!
⑧うちわ・ペンライト等の応援グッズは客席で出さない
観劇は舞台を静かに観る場です。自担に自分を見つけてもらう場ではありません。
演出の一部として応援グッズが使用可能な作品もありますが、公式からアナウンスがない場合は原則禁止です。
開演前や終演後に会場で応援グッズと一緒に写真を撮る際も、周りの方や近隣の施設へ迷惑とならないよう気をつけましょう。
⑨入り待ち・出待ち・追っかけ・盗撮は厳禁
メンバーや出演者への入り待ち・出待ち・追っかけ・盗撮行為は厳禁です。
稽古場・会場・会場付近の商業施設・飲食店・宿泊施設・駅や空港、いかなる場所でも厳禁です。メンバーだけではなく、他の施設利用者の方への迷惑になります。
メンバーや出演者が最後まで万全な状態で公演に集中できるように、これらの迷惑行為は絶対にやめましょう。
神経質な記事となってしまいましたが、「他の人の迷惑になることはしない」という基本的なことを守れば大丈夫です。あまり難しく考えず、「自分が近くの席の人にされたら嫌だな」と思うことはしないように心掛けてみてください。
観劇とは心を豊かにしてくれる素晴らしいもの。そして舞台は究極のナマモノです。その空間を作り上げている観客も作品の一部であり、"お客様"というある種の演者です!この機会に様々な作品に触れ、VIPの皆様が良い観劇ライフを送れたら幸いです(^^)